被せもの種類について詳しく紹介しています。
  1. どれを選ぶべき?人工歯(被せもの)の種類と特徴について解説

人口歯(被せもの)はなにで選べばいいの?

人口歯(被せもの)はなにで選べばいいの?

インプラントの材質や種類について知ろう~安心度の高い主要メーカーは?」では「歯根部」となるインプラント体について説明しました。ここで触れたように、インプラントは「歯根部」「支台部」「人工歯」の3つのパーツでできています。このうち、今回は人口歯、いわゆる被せものについて詳しく解説していきます。

インプラントに限りませんが、人工歯を選ぶ上でポイントとなるのは「見た目」「価格」「耐久性」「アレルギーの有無」の4つです。人工歯を使う場合、何よりも「人に気づかれたくない」と思う方は多いのではないでしょうか。人工歯であることを気にするあまり満足に笑えないのでは嫌ですよね。また、価格や耐久性も重要です。自然の歯に馴染み、長く保つものほど価格も高くなります。そして、気に入った人工歯が見つかっても金属アレルギー等で使用できない人工歯も存在します。こだわりが強いほど予算も多くなければいけませんが、予算と質のバランスを考えて決める必要があることを意識しておきましょう。

人口歯(被せもの)の種類と特徴一覧

人口歯(被せもの)の種類と特徴一覧

現在、人工歯として用いられているものには以下のような種類があります。

ジルコニアセラミック
見た目:★★★★★
価格:★☆☆☆☆
耐久性:★★★★★
アレルギー:★★★★★
人工歯の中で最も見た目や耐久性に優れている。天然歯と比べても遜色のない自然な白さと艶が特徴。9~20万円程度と価格は高め。
オールセラミック
見た目:★★★★★
価格:★★☆☆☆
耐久性:★★★★☆
アレルギー:★★★★★
セラミック特有の透明感や艶があるため見た目の美しさ・自然さに優れる。強度はやや弱い。7~17万円程度。
ハイブリッドセラミック
見た目:★★★★☆
価格:★★★☆☆
耐久性:★☆☆☆☆
アレルギー:★★★☆☆
セラミックとプラスチックを混合させており4~12万円程度と安価。劣化が早く耐久性も低い。金属を混合させている場合はアレルギーの不安あり。
メタルボンド
見た目:★★★☆☆
価格:★★☆☆☆
耐久性:★★★★☆
アレルギー:★★☆☆☆
経年劣化がなく耐久性が高い。金属フレームを含むため透明感はやや低め。金属にセラミックを焼き付けており、金属アレルギーの可能性あり。5~15万円程度。
フルジルコニアセラミック
見た目:★★★☆☆
価格:★☆☆☆☆
耐久性:★★★★★
アレルギー:★★★★★
人工ダイヤモンド・ジルコニアを使用。優れた耐久性を持ち変色もしない。透明感や自然さはやや劣る。
ゴールド(金合金)
見た目:★☆☆☆☆
価格:★★★☆☆
耐久性:★★★☆☆
アレルギー:★★★★★
金やプラチナ等を使って作られており金属アレルギーが起きにくい。適合性が高いため隙間もできにくいが見た目の面で目立ってしまう。4~15万円程度。
レジン
見た目:★★★☆☆
価格:★★★★★
耐久性:★★☆☆☆
アレルギー:★★★★☆
プラスチック樹脂でできており4,000円程度と安価。セラミックと比べると耐久性が低く変色もしやすい。
硬質レジン
見た目:★★★☆☆
価格:★★★☆☆
耐久性:★★★☆☆
アレルギー:★★★★☆
プラスチックとセラミックの粉末を混ぜた硬質レジンを使用。前歯では保険が適用されるが奥歯だと保険適用外。

インプラントで主要メーカーをおすすめするワケ

インプラントで主要メーカーをおすすめするワケ

人工歯には様々な種類があり、質が良いものほど価格も高くなる傾向にあります。そのため、インプラント治療ではおよそ30万円以上が相場となっていますが、耐久性が高いものなら30年は保ちます。耐久性が高ければコストパフォーマンスも良くなっていくので、価格のみを見て素材選びに妥協するよりも、見た目や耐久性も含めて担当医師とよく話し合った上で決めるようにしましょう。

米山デンタルクリニック

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