インプラント種類について詳しく紹介しています。
  1. インプラントの材質や種類について知ろう~安心度の高い主要メーカーは?

インプラントの構造

インプラントの構造

最近、失った歯の治療方法として選ぶ方が増えている「インプラント」。「入れ歯」や「ブリッジ」とは根本的に異なる仕組みになっているため、安心して治療に臨むためにもどのような治療方法なのかを理解しておきましょう。まず、インプラントの構造についてです。

インプラント治療の流れ・期間についてを解説~よく聞く1回法・2回法とは?」で説明したように、インプラント治療では顎の骨にインプラント体を埋め込むことになります。<>インプラントは顎の骨に埋め込む「歯根部(インプラント体)」歯根部の上に取り付ける「支台部(アバットメント)」、さらに支台部に被せる「人工歯」とで成り立っており、歯根部・支台部はチタンやチタン合金、人工歯はレジンやセラミックでできています。歯根部であるインプラント体には支台部と一体になっている「ワンピースタイプ」と、アバットメントを取り付ける「ツーピースタイプ」の違いがあるほか、形状についてもネジ状の「スクリュータイプ」と円筒形の「シリンダータイプ」といった種類があります。

世界3大インプラント

世界3大インプラント

現在、世界で流通しているインプラント体は実に数百種類以上にものぼるといわれています。しかし、当然そのすべてが同じ品質や特徴を持っているわけではありません。また、日本で流通しているインプラント体に関しても数十種類程度があります。メーカーによって向いている症例も異なるため一概には言えませんが、インプラントのメンテナンスを行う際に取り扱いが少ないものだと対応が難しくなる可能性もあります。

最も信頼が厚く、「世界3大インプラント」のメーカーとされるのが「ブローネマルク(ノーベルバイオケア社)」「I.T.Iインプラント(ストローマン社)」「アストラ(アストラテック社)」です。ブローネマルクはスウェーデンで開発された世界初のインプラント体であり、主に2回法で使用されます。長い臨床実績を持ち使用者も多いです。I.T.Iインプラントはスイスで製造されており、1回法で使用されることの多いインプラント体です。早ければ6週間程度で骨との結合が完了し、アバットメントの装着が可能です。アストラもスウェーデンで開発されており、2回法で使用されます。世界で初めて表面にタイオブラストを採用したインプラント体で、インプラント体を埋め込む骨の減少を少なくできることが特徴です。

ほかにもアメリカのジンマー社が開発している「スイスプラスインプラント」、アメリカでトップシェアを誇るインプラントイノベーションズ社の「3iインプラント」、日本のアドバンス社が開発する「AQBインプラント」などがあります。

インプラントで主要メーカーをおすすめするワケ

インプラントで主要メーカーをおすすめするワケ

このように様々なメーカーのインプラント体が存在する中で、どのメーカーを選べば良いのかが悩みどころです。ただ、症例による向き不向きや価格の差があるにしても、メーカー選びではトップメーカーを優先的に選ぶことをおすすめします。トップメーカーはこれまでの症例も豊富でアフターフォローの面でも安心できますし、多くの歯科医院で採用されていることから、修理が必要になったときに対応してもらえないという心配もありません。インプラントは自分の歯として一生付き合っていくものですから、実績があり信頼できるメーカーをチェックし、インプラント治療を希望する歯科医院が該当するインプラント体を取り扱っているかどうかも確認しておきましょう。

米山デンタルクリニック

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